製品一覧

蒸発濃縮装置

各種薬品・溶液の蒸発や濃縮向けに、減圧下にて熱影響を抑えながら、
スケール性、発泡性、高粘性に対応した適切な濃縮システムを提案します。
健康食品のエキス製造にも最適です。

また、濃縮前工程の抽出、分離から濃縮、殺菌、乾燥の
一貫したプラントエンジニアリングも行っています。

フラッシュ式濃縮装置(REV:プレート式強制循環式)
発泡性の強い液の濃縮に最適
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フラッシュ式濃縮装置(REV:プレート式強制循環式)
フラッシュ式濃縮試験機(REV-T2:テスト装置)

セパレータタンク内でフラッシュ蒸発を行います。小型でユニット化した全自動運転の蒸発・濃縮装置です。
小容量の液の濃縮はもちろん、あらゆる発泡性の強い液でも、優れた構造により完全に泡を抑えた運転が可能です。

特長

  • 発生する泡をたたき潰しながらの運転で、発泡性のある液の濃縮にも対応
  • 高粘度液への適応性が高く、約2,000mPa・Sまで対応可能
  • バッチ運転を繰り返し行う装置は、コンパクト設計により大幅なコストダウンと省スペース化を実現
  • プログラミング制御で、運転開始から洗浄まで完全自動運転
  • ご要望により、完全連続運転への対応も可能
  • プレートの材質はSUS316とチタンをご用意

グローバル濃縮装置(GY:コイル回転方式)
高粘度液や固形分含有液の濃縮に最適
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グローバル濃縮装置(GY:コイル回転方式)
グローバル濃縮試験機(GY-02:テスト装置)

コイル式の伝熱管が缶内で回転することにより、コイル表面に付着した濃縮液を遠心力で剥離しながら、液の撹拌も同時に行うことで優れた伝熱効果を得られます。高粘度液や固形分含有液の濃縮に最適です。

特長

  • 低温での濃縮も得意とし、高品質のエキス・薬効成分などが得られる
  • 伝熱面と液境膜の更新で、スケール付着や焦げつきによる蒸発能力の低下を回避
  • 高粘度液や固形分含有液の濃縮に最適
  • コイル部を簡単に抜き出せる構造で、洗浄・メンテナンスが容易

ロングプレート式ワンパス濃縮装置(MFE:プレート式薄膜流下方式)
多品種・少量生産に対応、熱履歴を少なく濃縮
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超ロングプレートでワンパス方式が可能になり、装置内のホールド液量を最小限に抑えたことから、熱に弱い液や香りが重視される液など、高品質な濃縮液の確保に力を発揮する最新鋭の装置です。

特長

  • 原液の受入れから濃縮液の取出しまでを数分に短縮し、原液の性状を損なわず濃縮可能
  • 装置内のホールド量を最小限に抑え、多品種・少量生産に対応
  • 超ロングプレートで処理液が停滞しないワンパス濃縮方式は、高効率かつ低コスト
  • 蒸気圧縮式やサーモコンプレッサ式にも最適で、蒸気の再利用は省エネにも効果的
  • 液が常に高流速で流れるため、スケール付着を大幅に低減
  • 蒸発プレートを縦長にしたコンパクト設計で、据付面積の省スペース化を実現

蒸発量の違いによって、プレートは3種類のサイズをご用意。

プロセス

  1. 原液は蒸発ドレンなどの排熱で予熱されたのち、蒸発プレートの原液入口から供給されます。
  2. 液状のままさらに加熱され、プレート中央部を高流速で上昇し、プレート上部でフラッシュします。
  3. フラッシュした液とベーパは均一に分散し、フルーテッドプレートを薄膜状で降下し蒸発します。
  4. プレートの下部にある出口からセパレータに導かれ、効率よくベーパと濃縮液に分離されます。

プレート式蒸発装置
スケール付着や熱影響を抑え、大量生産にも対応
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予熱されて蒸発器内に入った原液は、器内との温度差で自己蒸発するとともに、プレート表面で瞬時に加熱蒸発されます。相当容量の液の循環により質量速度が大きくなり、プレート表面にスケールが付着しにくくなります。

特長

  • 質量速度が大きく、液の分布が均一なため、スケールが付着しにくい
  • 従来の多管式と比べ、3~5倍の高い伝熱性能を保持
  • 処理時間が短く、液の伝熱面接触時間は約2秒、熱に弱い液にも最適
  • 循環方式を採用し、原液の変化にも無理なく対応
  • 簡単に分解できるため、プレートの洗浄やプレート枚数の増減が容易
  • ボタン一つで運転開始から洗浄まで全自動運転