超臨界流体加工装置
二酸化炭素(CO2)・水・アルコールの超臨界(亜臨界)流体を利用し、染色・反応・抽出・分離・洗浄・
分解・酸化などを行う近未来の染色技術として、実生産を想定した世界最大級の染色装置を製造しました。
排水が出ないため地球環境に優しいCO2超臨界の技術は、染色のみならず、洗浄や機能付与などの特殊処理
への応用も期待されています。
- 超臨界染色処理装置
- 水を全く使用しない夢の染色加工技術
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- 超臨界染色処理装置
- 水を全く使用しない夢の染色加工技術
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使用するCO2が、液体→超臨界→気体→液体へとクローズシステムで再利用される画期的な染色装置です。
環境負荷低減効果が大きく、水資源に影響されない画期的な染色技術です。
⑴CO2超臨界状態において染料を溶解し、槽内の生地に超臨界流体を通過させて染色を行う
⑵染色完了後に超臨界状態を開放すると、乾いた状態で生地が取り出せる
⑶開放時に気体に戻るCO2は、次工程で加圧・圧縮され液体CO2として回収・貯蔵される
特長
- 43%のエネルギー削減が可能
- 水・薬品(分散剤・均染剤・RC剤)不要
- 排水処理・乾燥機不要
- 二酸化炭素は回収利用可能(回収率96%)
- 耐圧30MPaの安心設計
- 超臨界流体加工装置 HVI-SC
- 水を使わない機能加工や改質、抽出、精密洗浄を実現
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- 超臨界流体加工装置 HVI-SC
- 水を使わない機能加工や改質、抽出、精密洗浄を実現
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高温・高圧(300℃・30MPa)の超臨界(亜臨界)状態での各種処理に対応する加工装置です。
高品位化
- 水を使わない機能加工・改質・高級成分の抽出・精密洗浄が可能
- 高拡散性反応や合成のコントロールが容易で、目的物質の回収率が向上
- 共溶媒や界面活性剤の応用拡大も可能
- 圧力低下や気化で抽出物や生成物を乾燥物として分離・析出可能
- 高分子内部の非晶域への拡散や微細孔部分の加工や洗浄が可能
水系の湿熱・超臨界(亜臨界)加工
水熱反応による薬品不要な高分子部分のエッチング切断・分解ができます。
用途
- 化成品を含めたリサイクル応用
- 湿熱域での非結晶部分の改質や分解(セルロースの単糖化や形態安定加工など)
- 熱分解・酸化分解・加水分解反応によるケミカルリサイクル
- 水熱反応・水のイオン積の増加による酸、アルカリ処理に近い加水分解
- バイオマスの利用性向上
- 改質・分解と分解生成物
- 高熱を利用した熱反応による分解・酸化分解