製品情報

試験機・その他装置

各種食品製造に関わる装置をご紹介いたします。

短時間調理殺菌装置
包装前食品の高温短時間殺菌を実現
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包装(シール)前の食品や食品素材を短時間で殺菌します。高温殺菌(100℃以上)・低温殺菌(100℃未満)の選択ができるため対象食品・食材の範囲が非常に広く、あらゆる固形物食品をムラなく均一に殺菌可能です。

特長

  • 食品素材の風味を損なわない高温短時間殺菌(HTST)
  • 固形物への伝熱を阻害する空気を除去(独自の真空脱気方式を採用)し、
    クリーン蒸気を直接食品素材にあてることで、短時間で均一な殺菌を実現(※特許取得済)
  • 乾燥食品は殺菌後に、乾燥状態のままで取り出しが可能

用途

ひじき等の海産物、香辛料、チリメンジャコ、釜揚げシラス、豆類、惣菜等

短時間調理殺菌試験機
素材の風味を保ちながら理想的な殺菌を実現
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おいしい食品づくりの第一歩は「加熱しすぎないこと」です。素材の風味を保ちながら、食品素材を高温短時間で殺菌処理することにより、おいしく・安全で・新しい食感の食品づくりにお役立てください。

連続濃縮浸漬装置(RES)
水煮・調味液漬け等の操作を自動連続運転で実現可能
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処理槽に浸漬する製品原料を装填して水煮処理をした後、真空濃縮で調味液を徐々に濃縮し、製品原料に調味液を効率良く浸透させることで、うま味をグイッと凝縮させます。

特長

  • 連続濃縮法により短時間で製品に調味液を染み込ませることで浸漬時間を短縮
  • 製品は動かさずに調味液を循環させることで製品の破損防止と歩留向上を実現
  • 調味液の回収再利用による歩留向上
  • 低温濃縮により調味液の熱による劣化を最小限に抑制
  • 一連の工程を密閉容器内で行うことで湯気が出ず、衛生条件・作業環境を改善
  • 製品原料に調味液が均一に浸透し、製品品質の均一化が可能
  • 完全自動化により省力化を実現

用途

マロングラッセ等の糖浸漬、魚の甘露煮・煮付け、佃煮昆布・煮豆 (黒豆・金時豆・大豆)、
その他煮付け、 味付け関連製品

連続濃縮浸漬試験機
浸漬調理食品の調理テストが可能
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従来のフラッシュ法による浸漬だけでなく、オーバーフロー方式による浸漬も可能にしたテスト機です。

仕様

乾燥原料
:0.5kg
仕込量
:2.0kg(水煮後)
製品重量
:2.5kg(浸漬後)
水煮温度
:102℃
水煮時間
:90分
浸漬温度
:90℃(蒸発温度)
浸漬時間
:120分
運転時間
:4.5時間
装置寸法
:W1800×H2300×L1300

ピュアスチーム発生装置
(REB)
純水を間接加熱で蒸発・比重/遠心分離させ、
高純度のピュアスチームを供給
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各種機器・タンク・配管類の殺菌に必要な、パイロジェンフリーのピュアスチームを供給するための装置です。
スピンジェクション、インジェクションなどの直蒸気過熱殺菌装置の付帯設備として最適です。

特長

  • 全自動運転が可能
  • 特殊な高性能分離機内蔵で、高純度の蒸気が得られる
  • 小型で設置スペースをとらない

オプション

  • ピュアスチーム不要時には後工程へのコンデンサ設置で、
    高純度の蒸留水(注射用水WFI)を製造可能

用途

各種機器/タンク類/配管類のSIP(定置殺菌)・クリーンルーム空調用加湿など

クリーンスチーム発生装置
(REB-F)
凝縮後のボイラー蒸気を蒸発・比重/
遠心分離することでクリーンな蒸気を供給
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白米の炊飯などにも使用可能な食品用クリーンスチーム発生装置です。
蒸気配管の錆などの異物を除去し、乾き度99.9%の飽和蒸気を発生させます。

特長

  • 食品の品質管理が容易
  • 操作は簡単でかつ安全性も高い
  • 必要なユーティリティは操作用エヤーのみ、メンテナンスフリーで経済的
  • ボイラの元圧の変動を吸収するため、後工程のコントロールが容易

真空ベルト乾燥機(SBD)
ペースト状の液体を真空下で低温蒸発乾燥させ、
溶解性が高い乾燥製品の製造を実現
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噴霧乾燥では処理が困難な高粘度液を低温で乾燥させ、溶解性の高い乾燥製品を連続的に短時間で得られる連続式真空乾燥システムです。

乾燥のシステム

  • 本体の真空槽❶内は、コールドトラップと真空ポンプ❷によって運転中は10Torr以下の真空度を保っています。
  • 液体・スラリー・ペースト状の高濃度や高粘度の原料を、原料供給設備と均一分散ノズル❸によって、稼働して
    いるベルト➍の上に薄膜状に均一分散供給します。
  • ベルトの下面には3つの加熱プレート❺と冷却プレート❻があり、ベルト上の原料が加熱ゾーンを通るとき、
    低温で乾燥します。この際、薄膜状の原料は内部水が激しく蒸発して膨化するとともに、内部に多数の通気孔を
    もつ多孔質フォーマットをつくります。
  • そして冷却ゾーンで冷やされ品温が下がり硬くなって、ベルト終端に到着します。
  • 終端部では、真空槽上部に取り付けたプレクラッシャー❼で一次粉砕され、さらにメインクラッシャ―❽で微粒化、
    溶解性のよい最高の多孔質顆粒が得られます。

特長

1. 高品質の乾燥製品が短時間で得られる

  • 40℃前後の低温乾燥は熱に弱い原料に最適で、溶解性と復元性に優れる
  • 原料はタンクから真空槽に入れて乾燥粉砕処理するため衛生的で酸化も防止
  • 原料や製品の飛散ロスが少なく、原料と同質・同量の顆粒形状の乾燥製品が得られる

2. 高効率かつ経済的な乾燥

  • 物性に合わせた乾燥速度の選定で、液体・スラリー・ペースト状で高濃度・高粘度の乾燥が可能
  • 連続乾燥によりバッチ式に比べ高効率
  • 熱効率・乾燥効率を考慮した設計と、排気や排水などの付帯設備を最小限に抑えてコストを削減

真空ベルト乾燥試験機
低温・真空で高濃度・高粘度液体の乾燥に最適
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生産機のベルト移動の代わりに加熱温度を変更することで、実機と同様のデータを取得するパターン設定器付。

特長

  • 低温・真空乾燥のため高品質の乾燥製品が短時間で得られる
  • 高濃度(固形50~90%)、高粘度(~100,000c.p.)の乾燥に対応
  • パターン設定器付で実機と同等のデータが得られる

仕様

装置寸法
:全長1,100m/m×全巾1,000m/m×全高1,600m/m
装置真空度
:5~13Torr
ユーティリティ
:スチーム=50kg/h(平均5kg/h)、水量=4m3/h、
電気量=1.5kW、空気量=1Nm3/h

真空冷却装置(REC)
品質向上と冷却工程の合理化を実現
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密封装置内を減圧(真空)し、食品の含有水分の沸点を下げ、食品の中に含まれている水分の一部を蒸発させて、その潜熱で食品自体を短時間で冷却します。

特長

  • 短時間(10~20分)で10~15℃まで冷却が可能
  • オールステンレス製密封容器内での冷却は、雑菌の混入がなく非常に衛生的
  • 真空冷却の原理により、ムラなく均一冷却
  • 真空度の変更で、任意の温度で冷却可能
  • 短時間冷却で酵素の活性化と酸化を防止し、品質向上に貢献

用途

佃煮、惣菜類、サラダ類、パン・菓子類、ソース・たれ類、その他加工食品

多機能高せん断真空ミキサー
(m-Highest V)
乳化・分散・攪拌・混合・粉体溶解が可能
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特長

低粘度から高粘度まで、様々な物性の製品をバッチ式オールインワンプロセスで乳化・分散・攪拌・混合・粉体溶解が可能な多機能高せん断真空ミキサーです。

バッチ式オールインワンプロセス

また、原料(液体、粉)の供給が必要なプロセスにおいても、独自の原料吸引システムにより、タンク内を真空保持しながら液面下から原料を投入する事が出来るため、過度な発泡、ダマを抑えつつ短時間で調合を可能にします。

m-Highest V®イノベーション

汎用のミキサーはキャビテーションの影響で非効率になり生産性が低くなりますが、m-Highest V®はキャビテーション抑制に成功した優れた機械です。そのため、m-Highest V®は汎用ミキサーに比べて半分の時間で微粒化する事ができます。

動力減少比較

微粒化性能比較

※培養装置…小松川化工機株式会社の主力製品